ニキビの特効薬?デュアック配合ゲルの効果や危険度を徹底分析!

デュアック配合ゲル

 

「こんな方法でニキビが治ったよ!」

「皮膚科の先生に処方してもらったこのニキビ薬が効いた!」

「ニキビには生活改善も重要らしい…」

 

などなど、ネットに集まるニキビ治療に関する情報はニキビで悩む方にとって大きな励みになっているのではないでしょうか?

 

そんな中、最近話題になっているのは「デュアック配合ゲル」です。

 

デュアック配合ゲルは世界80ヶ国以上で使われているニキビ治療薬で「ニキビ治療の特効薬」と言われているんだとか。

 

 

 

「特効薬…素晴らしいですね。ニキビ治療難民にとっては希望の光とも言える言葉です!」

 

 

ではデュアック配合ゲルにはどんな効果があるのでしょうか?危険度も合わせて徹底分析いたします!

 

 

 

 

デュアック配合ゲルってなに?

 

デュアック配合ゲル(以下デュアック)はポーラファルマが販売するゲル状の塗り薬です。

 

病院で処方してもらう薬ですので、ドラッグストアなどで購入はできません。デュアックに配合されているニキビ治療に有効な成分は2つあります。

 

 

 

過酸化ベンゾイル

過酸化ベンゾイルは角質剥離作用・抗菌作用・抗炎症作用を持つ成分。

 

ニキビには段階があり、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビと進行していきます。

 

古い角質や皮脂・汚れなどが毛穴に詰まり、表面が塞がれてしまったニキビを白ニキビと言い、毛穴表面が開いていて空気に触れ酸化したものを黒ニキビと言います。

 

白ニキビと黒ニキビはまだ菌が繁殖していない状態。白ニキビと黒ニキビに菌が繁殖することで赤ニキビ・黄ニキビへと進行していきますから、この状態のうちに治してしまうのが一番ですよね!

 

ですが菌の繁殖していない状態のニキビには一般的なニキビ治療薬に含まれる「抗菌成分」は作用しないため、白ニキビ・黒ニキビの治療はなかなか難しいんです。

 

 

「しかし!過酸化ベンゾイルは白ニキビ・黒ニキビにも効果を発揮するのです!」

 

 

過酸化ベンゾイルの持つ「角質剥離作用」で毛穴詰まりを解消して白ニキビ・黒ニキビを改善していくことができるということですね。

 

一方、赤ニキビ・黄ニキビの段階では菌は繁殖しています。

 

白ニキビ・黒ニキビに菌が繁殖することで赤ニキビができるのですが、過酸化ベンゾイルにはこの菌の繁殖を抑える「抗菌作用」があるため、赤ニキビを減少させていくことができます。そして、赤ニキビが黄ニキビに進行するのを食い止めるんです。

 

つまり、過酸化ベンゾイルには、

 

  • 角質剥離作用で白ニキビ・黒ニキビを改善して赤ニキビに進行するのを防ぐ
  • 抗菌作用で赤ニキビを改善し、黄ニキビに進行するのを防ぐ

 

という、ニキビ全般を改善していく効果を期待できるということです。更に抗炎症作用もあるため、炎症を起こしたニキビの素早い鎮静化も見込めるんです。さすが、特効薬と言われているだけはありますね!

 

 

クリンダマイシン

クリンダマイシンは抗生物質の一種で、こちらも殺菌作用と抗炎症作用を持つ成分。炎症を抑えつつ赤ニキビの原因である菌を殺菌し、ニキビの進行を防ぐことでニキビを改善しています。

 

 

 

 

デュアック配合ゲルに危険性はある?!

 

「ニキビ全般に作用する成分が入っているなんて絶対使いたい!」

 

って感じですよね。ですが、実はデュアックは「使い方を間違えるとニキビを悪化させてしまう可能性もある」ので注意が必要なんです!

 

デュアックには角質剥離作用があり白ニキビ・黒ニキビの毛穴詰まりを改善してくれるとお伝えしましたが、実は角質剥離作用によって新たなニキビができやすくなってしまう可能性もあるんです。

 

ニキビの原因は「過剰に分泌した皮脂が毛穴の中で古い角質や汚れと混ざり、そこに菌が繁殖すること」ですよね。

 

ではなぜ皮脂が過剰に分泌してしまうのかというと、その原因は「お肌の乾燥」なんです。

 

お肌は乾燥しすぎるとこれ以上の水分蒸発を防ぐために皮脂を分泌させてお肌を守ろうとする働きがあり、大人になってからできるニキビの原因はこの「乾燥による皮脂の過剰分泌」だと言われています。

 

角質剥離作用は毛穴詰まりを解消してくれますが、長く使っているうちに角質がどんどん薄くなってしまう可能性があるんです。

 

角質はお肌の水分を保持する大切な場所ですよね…つまり、

 

 

 

「使い続けるうちにお肌が乾燥しやすくなって皮脂の過剰分泌を招いてしまう=新たなニキビの原因となってしまう!」

 

 

 

こういうことが起こってしまう可能性があるんです…そして、デュアックが持つ殺菌作用ですが、ここにも問題が…

 

お肌には常在菌がたくさん存在していて、お肌にとって大切な役割を果たしてくれています。

 

お肌が分泌する皮脂はお肌を乾燥から守るバリア機能を果たしてしますが、実は常在菌が皮脂を分解することではじめてバリアとして機能することができるんです。

 

そう、常在菌が乾燥からお肌を守っているといえるんです。デュアックをはじめ、ニキビ治療薬に含まれる殺菌成分はニキビの原因となっている菌だけでなくこの常在菌も一緒に殺菌してしまうんですよ!

 

 

「使い続けるうちにお肌はどんどん乾燥しやすくなってしまうということですね…」

 

 

乾燥すると、皮脂は過剰分泌を起こします。そうすると新たなニキビが増えてしまう…

 

つまり、デュアックなどのニキビ治療薬は「使い続けるうちに新たなニキビができやすいお肌になる可能性もひめている」ということになっちゃうんです。

 

 

「きっ、危険…」

 

 

もちろん医師の指導のもと、用法用量を守ってちゃんと使えば問題はありません。

 

ですが、用法用量を守って使用してニキビが治っても、大人ニキビの根本原因である「お肌の乾燥」が改善されるわけではありませんよね。

 

 

 

ということは、「薬の使用をやめるといずれニキビはぶり返してしまう」ということです。

 

だからニキビを根本的に改善したいなら、まずはニキビの原因となっているお肌の乾燥をどうにかしないといけませんよね。

 

もちろんデュアックのちからを借りて、一時的にニキビを抑えるというのは反対しませんよ!

 

でも薬のちからでニキビを抑えている間に乾燥を改善していくという「ニキビの根本原因の解消」も忘れずに行っていただければと思います!

 

 

 

 

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