《徹底分析》ゼビアックスローションのニキビへの効果は?副作用は大丈夫?

 

皮膚科で処方してもらえる薬には様々な種類があり、大抵の場合どの薬を使用しても「ニキビを減らす」という効果を期待できます。

 

でも、配合されている「ニキビに有効な成分」は薬によって異なり、成分の種類によっては、

 

  • 長期間使用すると効果を発揮しなくなる
  • 長期間の使用で逆にニキビができやすいお肌になってしまう

 

 

など注意が必要なものがあるんです。今回、ご紹介するゼビアックスローションも実は上記の2つの問題を持つ薬…

 

もちろん医師の指導のもとで正しい使い方をすれば問題ありませんが、使い方によってはニキビを悪化させてしまうことになるんです…

 

 

 

 

ゼビアックスローションってどんなニキビ薬?

ゼビアックスローションとニキビ

 

ゼビアックスローションはマルホ株式会社が販売するローション状の薬で、ドラッグストアなどでは販売されておらず医師の処方箋がなければ購入できません。

 

ゼビアックスローションに配合されているニキビに有効な成分は「オゼノキサシン」という強力な抗菌剤で、ニキビの原因である雑菌を殺菌することでニキビを改善していきます。

 

ニキビには白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビというように種類があり、この中で菌が繁殖しているのは赤ニキビと黄ニキビだけ。

 

ですから、ゼビアックスローションは赤ニキビ・黄ニキビには効果を発揮しますが、菌が繁殖していない白ニキビ・黒ニキビには効きません。

 

ゼビアックスローションを単独で使用すると平均約3ヶ月でニキビの数が半分になるため、ニキビ治療薬の中では改善に時間がかかる方だと言われています。

 

 

 

ゼビアックスローションの副作用と注意点

 

ゼビアックスローションは皮膚科で処方される薬ですからニキビに対して効果があるのは確かです。気になる副作用ですが、ゼビアックスローションの場合主な副作用として、

 

 

かゆみ、乾燥、刺激感

 

 

 

このような副作用が報告されています。ただし、この副作用はニキビ薬にしてはとても少ない方で、同じくニキビ薬として使われているディフェリンゲルの10分の1程度と言われているんです。

 

効果が現れるまでに時間がかかるのは確かですが、副作用が少ないというのはうれしいですね。

 

ですが、やはり抗菌剤ですから注意していただきたい事はあります。

 

ゼビアックスローションに含まれる抗菌剤には菌の増殖を抑える働きがあり、ニキビの治療には有効なのですが、抗菌剤を長期間使用し続けると「耐性菌」が生まれてしまうという問題があるんです。

 

耐性菌とは抗菌剤に耐性を持つ菌のことで、耐性菌が生まれてしまうと抗菌剤の入ったニキビ治療薬が効かなくなってしまうんです。

 

医師から指示された期間を守らずにゼビアックスローションを使い続けると、薬がきかなくなってしまう可能性があるということですね。

 

 

 

ゼビアックスローションを使い続けるとニキビが悪化することも!?

 

また、抗菌剤の入った薬を長期的に使用することで逆にニキビが悪化してしまうという可能性もあります。

 

ニキビの原因は過剰に分泌した皮脂と古い角質・汚れなどが毛穴を詰まらせ、そこに雑菌が繁殖することですが、実は皮脂が過剰に分泌してしまう原因は「お肌の乾燥」にあるんです。

 

お肌は乾燥すると「更なる乾燥」を食い止めるために皮脂を過剰に分泌させてしまうんです。つまり、大人ニキビの根本的な原因は「お肌の乾燥」ということですね。

 

ゼビアックスローションに含まれる抗菌成分は、ニキビの原因である菌だけを殺菌するわけではありません。

 

 

「お肌に必要な常在菌も一緒に殺菌してしまうんです!」

 

「実はこの常在菌、お肌を乾燥から守る役割も持っている大切な菌なんです!」

 

 

皮脂には「お肌表面の膜となって水分の蒸発を防ぐ」という役割がありますが、皮脂は常在菌に分解されることではじめて皮脂膜としての役割を果すことができるんです。

 

常在菌がいなければお肌を乾燥から守れないということなんですね。

 

つまり、ゼビアックスローションはその抗菌作用によって一時的にはニキビを改善してくれますが、長期的に使うことによってお肌の乾燥を促進してニキビを悪化させてしまう可能性が高いということ。

 

もちろん使用期間・使用方法を守れば安全にニキビを減らしていくことは可能ですが、それでもゼビアックスローションをはじめとするニキビ治療薬ではニキビの根本原因である「お肌の乾燥」を改善することはできません。

 

 

「根本原因であるお肌の乾燥を解消しないと薬をやめた途端にニキビができてしまう…」

「でも薬を使い続けることでお肌の乾燥が促進されてニキビが悪化してしまう…」

 

 

結局のところ、ニキビ治療薬だけではニキビを根本的に解消できないということですね。

 

ニキビを根本的に解消するためには薬に頼るのではなく、薬を上手に使いつつ「根本原因であるお肌の乾燥」を解消していく必要があるんです。

 

お肌が乾燥してしまう原因は様々で、そのひとつは加齢だと言われています。でも「年齢のせい…」と諦める必要はありません!

 

実は過剰な洗顔・強すぎる洗顔料の使用など日々の間違ったお手入れが乾燥を促進させてしまっている場合が多いんです!

 

ですから、薬を使用する場合は「薬はあくまでも一時しのぎ」と割り切って、薬の使用と並行して間違ったお手入れの見直しを始めて欲しいと思います。

 

あなたの洗顔は大丈夫ですか?もし、間違ったお手入れをしている可能性があるなら、今のうちに正しい方法を身につけましょうね!

 

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