鼻の中に違和感を感じで鏡で見てみると「うわっ、ニキビができてる!」ということありますよね。
痛みを伴うし、鼻の下付近にできているとすごく目立つし、本当に厄介な存在…手っ取り早く治す方法ってないものなんでしょうか?
ニキビを治す方法といえば、最初に考えるのは塗り薬。でも鼻の中って粘膜ですよね。
「そんなところに薬なんて塗って大丈夫なんでしょうか?そもそもは鼻の中にニキビができる原因ってなんなのでしょう?」
鼻の中にニキビができる原因?
鼻の中にできるニキビができる原因をお伝えする前に、そのニキビは本当にニキビなんでしょうか?
実は鼻の中にできる「できもの」には様々な種類があり、「ニキビではない可能性」もあるんです。ニキビでないとしたら対策も変わってきますよね。
まずは鼻の中にできやすい「できもの」の種類を4つご紹介します。
ニキビ
一般的なニキビ同様、毛穴に雑菌が繁殖して炎症を起こしてニキビができます。
面疔(めんちょう)
赤くジュクジュクしている吹き出物。毛穴に黄色ブドウ球菌が侵入することでできます。
鼻ポリープ
鼻茸(はなたけ)とも呼ばれるポリープの一種。鼻の粘膜の炎症が原因でできる膨らみです。
ヘルペス
口唇にできることが多いヘルペスですが、鼻の中・鼻の入り口にもできます。鼻の穴の粘膜組織からウイルスが侵入すること原因です。
このように、鼻の中にできるのはニキビだけとは限らないんです。ですから「鼻の中に薬を塗っても良いの?」と言われると、
「なんの薬を塗りましょうか?」
という話になってしまうんです。
鼻の中にできた「できもの」の正体がなんなのか分からなければ「薬で対応できるのか」「できるとしたらどんな薬を塗ればよいのか」が分かりませんよね。
しかも、実は面疔・鼻ポリープ・ヘルペスは一般的には「自分での治療は難しい・または無理」とされています。
放置しておくとどんどん大きくなったり、最悪「脳炎」や「髄膜炎」などの大きな病気を引き起こす可能性もあるんです。
だから「ニキビ」か「その他の病気」か判断がつかない場合、早めに病院を受診することをおすすめします。薬を塗って良いのか・悪いのか以前の問題ですね!
もしニキビだった場合の対処法
病院でニキビだと診断されたら一安心!対処法は医師から指示があり、薬をもらえる事もあります。
ただし、薬をもらえないこともあるんです。というのも、鼻の中のニキビは時間の経過とともに自然に治るものだから。
「特に積極的な治療は必要ない!」
ということなんですが、ひとつ注意していただきたいことが!
ニキビができてしまう原因は様々ですが特に鼻の中の場合、粘膜に傷がついてニキビ・吹き出物になることが多いようです。ですから、
- 鼻毛を抜く
- 鼻の中をいじる
- 鼻をかみすぎる
こういった粘膜を傷つける行為を行わないようにして、今あるニキビを悪化させないようにしてください。
また埃っぽい空間に長時間滞在することもニキビの原因となってしまいます。吸い込んだホコリは雑菌の餌となってしまうんです…
ですから、部屋が埃っぽい人はこまめに掃除をするようにして、新たなニキビができない環境を整えてください。そうすることで、鼻の中のニキビは自然と治っていきます。
ちなみに、市販薬は粘膜用ではなく皮膚用のものがほとんどのため、鼻の粘膜に塗るのは「更なる炎症」を招く恐れがありますので注意してください。
鼻の中のニキビには「即効性のある特効薬のような対処法」は残念ながら存在しないんです。
なかなか治らない場合はまず病院へ、そしてニキビと診断された場合はとにかく刺激を避けて治るのを待つというのが対処法なんですね。
より早く治したいという方は、「バランスのとれた食事」「お肌の再生力をアップさせるための質の高い睡眠」を心がけるようにしてください!