「ニキビを治すために重要な食べ物とカラダの仕組み?」
っていわれても、なんだかピンとこないかもしれませんが、これはカラダの中で毎日起こっていることで、この仕組みに気づくと、
「どうして毎日の食べ物が、ニキビのないキレイなお肌にとって重要なのか?」
「どうして値段が高い化粧品を使ってもニキビが良くならないのか?」
こんなことが、きっと理解できるはずです。なので、この食べ物とカラダの仕組みについて、しっかり覚えておいて下さいね。
で、まず酸化とはなにか?なんて、いきなり難しそうな理科の問題を解いてみましょう(笑)
酸化っていったいなに?
リンゴを剥いたことはあると思いますが、そのままにすると、どうなりますっけ?
そうです、正解です。
「切った面が茶色に変わる」
ですよね。これはまさに酸化した状態で、鉄が錆びるのと同じで、このように酸素に触れると必ず酸化していきます。
で、じつは、この同じ現象があなたのカラダの中でも起きています。
まず、ひとは呼吸から酸素を吸って血液中に取り込み、酸素と栄養分を細胞へと運んでいます。その細胞はというと、受け取った栄養と酸素を酸化させてエネルギーに変えてるんです。
このときの酸化とは、
「細胞膜やDNAが錆びてしまう…」
ということなんですが、若いうちはこの酸化に耐えられるようにカラダができています。
でも、40歳を過ぎた頃、細胞が酸化に耐えられなくなって始まるのが、あのイヤな「老化現象」なんですね(苦笑)
簡単に言うと、カラダがだんだん錆び付いてきても、反撃が追いつかないということです。
でも、ひとによってはこの酸化の速度が速いケースもあります(汗)ということは、老化が進む速度が速い!?ってことになりますよね?
酸化力の強い活性酸素がヤバイ?
活性酸素って、聞いたことがあるかもしれませんけど、ちょっと良いイメージが持てそうな言葉ですよね。だって、酸素を活性させるんですからね(笑)
でも、そのイメージとは裏腹に、この活性酸素はひとのカラダにとって有害物質を作りだす原因になっているんですね。
まず、活性酸素とは、通常の呼吸内で約3%ほど活性酸素化されてしまうらしいんですが、本来は、活性酸素から守る物質(抗酸化物質)の作用で何とかなるんです。
で、この活性酸素がいつもより多く発生して攻撃を受けると、もちろん、抗酸化物質の力では対処できなくなり酸化が進んでしまいます。
この「活性酸素がいつもより多く発生している状態」が、
- ストレスを感じたとき
- 食品添加物や医薬品などの化学物質を取り込んだとき
- たばこを吸ったとき
- お酒を飲んだとき
- 激しい運動で酸素の消費が増えたとき
これが活性酸素がいつもより多く発生している状態です。特に、精神的&身体的ストレスを感じているときが一番多く発生しているといわれています。
だって、よく考えてみて下さい…ストレスが原因になっている病気って多くないですか?
これはストレスを感じることで、活性酸素が大量に発生し、細胞の酸化が進むことで生活習慣病などになっている現状があるんです。
たとえば動脈硬化の場合、血液中のコレステロールが活性酸素によって酸化してしまうと、血管の中に壁を作ってしまうのが原因で動脈硬化になってしまいますからね。
このストレスだらけの社会のなか、どうすればこの活性酸素からカラダを守ることができるんでしょうかね?
活性酸素の酸化を防ぐ食べ物?
ここで重要になってくるのが毎日の食生活、食べ物なんですね。さっき動脈硬化の話をしましたけど、
「コレステロールがなんだか悪の塊…」
こんなイメージを持っているかもしれませんが、コレステロール自体はカラダにとって重要な働きをしています。
でも、コレステロールが活性酸素によって酸化されると過酸化脂質という有害物質に変わってしまいます。
この過酸化脂質が血管に壁を作ったり、血管をもろくしたりする原因なんですね。だから、コレステロール自体が問題じゃなくて、活性酸素による酸化が問題なんです。
たとえば、ビタミンEには、活性酸素による過酸化脂質への変質を防ぐ働きがあるので、日頃からビタミンEをちゃんと摂取していれば、それだけで予防効果があることになりますよね。
お肌に関していえば、ビタミンEは脂溶性のため細胞膜に存在するので、活性酸素による細胞膜への攻撃を防いでくれるということになります。
つまり、老化を防ぐ、アンチエイジングになる、ニキビのないキレイな肌を保つことができるということです。
じつは、この活性酸素に立ち向かってくれるビタミン(抗酸化ビタミン)は他にもあって、ビタミンAやビタミンCもそうなんですよ。
しかも、ビタミンEだけよりもビタミンCの助けがあった方が効果的に作用したりします。
毎日の食べ物に気を配るだけで、あなたのお肌にとって、あなたのカラダにとって随分違う結果になるはずです。今からでも遅くはないので、毎日の食べ物に気を付けてみませんか?