- 大人になってからできるニキビの根本原因はお肌の乾燥
- ニキビができているお肌は炎症を起こしていてとても敏感
というこの2点は、大人ニキビに悩んでいる方の間では常識ですよね。
ですから、大人ニキビで悩む方の多くが「乾燥の改善に効果的」かつ「敏感肌でも使える」という化粧品を選んでいるのではないでしょうか?
乾燥肌&敏感肌用の化粧品で一番有名なものといえば「キュレル」ですよね。
そんな大人ニキビに効果を発揮してくれそうなキュレルですが、実は「キュレルを使ってニキビが増えてしまったという口コミが多数存在」するんです!
え?なんで?!一見大人ニキビの根本原因を解消してくれそうな製品なのに、なんでニキビが悪化してしまったのでしょう?
実は、そこには「ニキビが悪化してしまう3つの理由」があったんです…
キュレルでニキビが増えた3つの理由?
ニキビの原因は過剰に分泌した皮脂が毛穴にたまり、皮脂と古い角質や汚れが混ざって毛穴を塞ぎ雑菌が繁殖することです。
そして皮脂が過剰に分泌してしまう根本的な原因はお肌の乾燥。お肌は乾燥すると皮脂をより多く分泌させて、これ以上水分が蒸発することを防ぐという機能があるんです。
年齢を重ねるにつれてお肌の乾燥は進んでしまうため、大人になってからできるニキビの大きな原因は「お肌の乾燥」と言えるのです。
では、なぜお肌の乾燥が進んでしまうのかと言うとそれは年齢を重ねるにつれ、お肌の潤いに必要なセラミドなどの成分の生成が少なくなってしまうから。
キュレルにはセラミドをはじめとする「保湿に必要な成分」が配合されているため、大人ニキビに効果的と言われているんです。
が、しかし、キュレルを使ってニキビが悪化してしまったという口コミも多く存在するというのは先程お話しました。
ではその原因はどこにあるのかと言いますと、考えられる理由は3つあります。
セラミドとはもともと人の角質に存在する成分で、強力な水分保持機能を持っています。歳をとるとお肌が乾燥しやすくなってしまうのは、このセラミドをはじめとする保湿に必要な成分の生成が少なくなってしまうからなんです。
セラミドを含む化粧品を使うことでお肌にセラミドを補給することができるのですが、実は化粧品に含まれるセラミドには様々な種類があり、その種類によってはお肌に合わない人もいるのです。
化粧品に含まれるセラミドには大きく分けて、4種類あります。
- 人型セラミド
- 動物性セラミド
- 植物性セラミド
- 合成セラミド(疑似セラミド)
この中で一番人のお肌に馴染みやすいのは人型セラミドで、人の皮膚に存在するセラミドと同質のものを利用して生成されています。
そして合成セラミド(疑似セラミド)とは石油原料からできたセラミドに似た構造の成分で、厳密に言うとセラミドではありません。
化学合成したものですから、人型セラミドに比べるとお肌への刺激は高いと言えます。
キュレルに含まれているのはこの合成セラミドですから「お肌の敏感な方でも使える」と言われていてもやはりニキビができて敏感になっているお肌には刺激になってしまう場合もあり、その刺激が原因でニキビが悪化してしまうということが考えられます。
キュレルにはジメチコンという成分が含まれています。このジメチコンは合成ポリマーの一種で、一度お肌に付けると強い被膜を作るという特徴があります。
強い被膜で乾燥を防ぐという役割も持っているのですが、強いということはなかなか落ちにくいということ。
ですから、ニキビができているお肌に使用すると、その強い被膜効果で毛穴を塞いでしまいニキビの原因である菌が繁殖しやすい環境を作ってしまう可能性もあるんです。
化粧品は寝ている間も使用するものですから、キュレルを使うことでニキビができやすい環境が長時間にわたって続いているという可能性が考えられます。
最後は、キュレルの成分が自分のお肌に合っていなかったという理由。アレルギーの可能性ですね。
どんなにお肌に優しい・ニキビに良いとされる製品でも、自分のお肌に合わない(配合成分にアレルギーを持っている)という可能性はあります。
結局のところ、キュレルはニキビ専用の化粧品ではありません。ですから、キュレルに「ニキビに良いとされる成分」が入っていたとしても、
「ニキビを悪化させる可能性、ニキビ肌には刺激になる可能性のある成分が入っているかもしれない」
ということなんです。ニキビを根本的に改善するならやはりニキビ専用の化粧品を使うのが一番安全だと言えますね。